滋賀県彦根市正法寺町の大晦日のご近所が集まる迎春恒例イベントとは?!

滋賀県彦根市正法寺町の大晦日のご近所が集まる迎春恒例イベントとは?!

東海道新幹線が通る滋賀県彦根市正法寺町の大晦日。

夜12時前に自宅近くのお寺に地域の人々が集まります。

ちょうど紅白歌合戦が終わったと同時に地域の人々が家を出るイメージです。

子どもたちはお父さんやお母さんに手を引かれ嬉しそうにお寺に向かいます。

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まずは除夜の鐘をつく

集まった人々はまず、除夜の鐘をならします。

小さな子供はお父さんやお母さんに抱っこをしてもらいながら小さく「カーン」とならし、力のある若者は大きく「カーーーーン」とならします。

たまにふざけて何度もならすいたずらっ子がいるので、後ろに並んでいるオバ様方に「早くしてー寒いんやから」と注意を受けるシーンは毎年の恒例です。

おでんの奉納品を皆で分け合う

除夜の鐘を大体の人がつき終わった頃、外にテーブルが並べられ皆様お待ちかねのおでんの登場です。

皆が食べれるよう大きな鍋が3つ程運ばれます。

ダイコン、たまご、はんぺん、こんにゃく、スジ肉などが煮込まれて見ているだけで体が温まります。

この野菜は地域の人々からの奉納品であり、お寺からの1年のお礼の意味合いで振る舞われます。

配られたお椀と割り箸を持って各々が好きな具材を取り地域の人々と「今年は○○がこうだったなー」など地元の話で盛り上がります。

私は小学生の頃から参加しています。

小学生の私からすると、そんな夜遅くに出かけて友達と会えることが嬉しく楽しみにしていました。

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おでんを食べながら新年を迎える

おでんを食べている隣の空き地で焚き火が行われます。

寒い体を温めるようにおでんを手に持って人々が集まります。

ちゃうどその頃、深夜12時となり皆が一斉に「あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。」と挨拶を交わします。

さっきまで「今年は?」と話ていたのが急に「昨年は?」と言い方が変わることが子供ながらに面白かった覚えがあります。

そして、お酒が振る舞われ大人たちは頬を紅くし気分よく饒舌に話が進みます。

はしゃぐ子どもたち

子どもたちは子どもたちでその場の雰囲気を楽しみます。

学校のこと、恋愛のことなど話に花を咲かせます。

退屈になってくると鬼ごっこやかくれんぼが始まるのですが、夜中ですので暗くて危なく大人達に注意をされてしまいます。

そして毎年誰か1人は転んで泣いて自宅に帰っていきます。

ちょうどそれがお開きの合図です。

「じゃぁ、うちもそろそろ帰ろうか。今年もどうぞ宜しくお願いします」と言いながら皆が帰っていきます。

時間は深夜2時前くらいだったように思います。

小学生にとってそんな時間まで夜更かしできるのは1年に1度、この日だけです。

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廃れていく行事だからこそ、我が子を連れて参加したい

このイベントも地域の過疎化、高齢化が進み参加する人数も年々減少傾向にあります。

20年前、元気に参加していた人々も高齢となり夜間に外出できなくなってしまったので仕方ないことではありますが、このイベントを楽しみにしていた私からすると少し寂しい気持ちになります。

当時、子供だった私達が大人になり子供を持ちました。

この記事を書き今年は子供を連れて参加したいなぁと思っています。

どうか、地域の温かい行事がいつまでも続きますように。

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